大規模盛土造成地マップ
大規模盛土造成地マップ
九度山町における大規模盛土造成地(平成27年度時点)
この大規模盛土造成地マップは、九度山町内に存在する山の斜面沿いや谷間などを大規模に埋めた盛土造成地の概ねの範囲を示したものです。町民の皆さまに大規模盛土造成地が身近に存在するかどうかを知っていただくため情報提供するとともに、今後の地震による防災意識を高め、災害の未然防止や被害の軽減につなげることを目的としています。
◆九度山町大規模盛土造成地マップ
(注)上記のマップに示された箇所が地震時に必ずしも危険というわけではありません。
大規模盛土造成地とは
山の斜面や谷間に盛土を行い、大規模に造成された盛土造成地には『谷埋め型』と『腹付け型』の2つのタイプがあります。
◆谷埋め型大規模盛土造成地:谷や沢を埋めて造成した盛土で面積が3,000平方メートル以上のもの
◆腹付け型大規模盛土造成地:盛土をする前の地盤面の水平面に対する角度が20度以上で、かつ盛土の高さが5メートル以上のもの
出典:国土交通省ホームページ「宅地防災 大規模盛土造成地の滑動崩落対策について」
滑動崩落とは
地震力および盛土の自重による盛土の滑り出す力がその滑り面に対する最大摩擦抵抗力その他の抵抗力を上回り、盛土の地滑り的変動が生じることを「滑動崩落」と呼びます。
「滑動崩落」は、滑り面の位置によって3種類に分かれます。
◆全体すべり:盛土と地山の境界面および盛土の内部を滑り面とする盛土全体の地滑り的変動
◆ひな壇部分のすべり:盛土内部を滑り面とするひな壇1段または数段の地滑り的変動
◆複合すべり:全体すべりとひな壇部分のすべりが複合して発生する地滑り的変動
出典:国土交通省ホームページ「宅地防災 大規模盛土造成地の滑動崩落対策について」
背景
平成7年の阪神・淡路大震災や平成16年の新潟中越地震などで、山の斜面沿いや谷間などを埋めた大規模な造成宅地において、滑動崩落現象による災害が発生しました。これらを受け、国は、平成18年に宅地造成等規制法の一部改正を行い、「宅地耐震化推進事業」が創設されました。
※宅地耐震化事業については、国土交通省ホームページをご覧ください。
よくあるお問い合わせQ&A
Q1 公表されたマップに示されている箇所は危険ということですか?
A1 公表した大規模盛土造成地マップは、造成前と造成後の地形図を重ね合わせた机上調査により、大規模盛土造成地の定義に該当する概ねの位置と規模を抽出したものであり、盛土の危険度を示したものではありません。したがって、マップに示された箇所が地震時に必ずしも危険というわけではありません
Q2 マップはいわゆるハザードマップなのか?
A2 ハザードマップとは、一般的に自然災害による被害の軽減や防災対策に使用する目的で、被災想定区域や避難場所・避難経路などの防災関係施設の位置などを表示した地図をいわれています。よって、本マップのように地形図の標高値を比較してその差をあらわしたものなので、いわゆるハザードマップではございません。
Q3 九度山町全域の切土・盛土情報がわかるか?
A3 今回作成することの出来たのは、造成地前の資料が残っている宅地造成地域のみです。
Q4 マップ作成にあたり、現地調査(ボーリング調査)などは行ったのか?
A4 現地調査などは行っておりません。
住宅耐震化推進事業に関するリンク
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九度山町役場 建設課 TEL: 0736-54-2019(代表)