第3章 基本計画の体系
1 教育の基本理念
『優しくたくましい人を育む 子育て・教育・文化の町くどやま』
2 教育推進の基本目標
『たくましさと思いやりの心を大切にするひとづくり・まちづくり』
3 教育施策の基本的方向性
1 心豊かで生きがいあふれる生涯学習社会の構築
(1)共に支えあう地域づくりの推進
- 社会教育事業の積極的な推進
- 家庭教育への積極的な支援と家庭の教育力の向上
- 「学社連携」・「学校・家庭・地域の連携」の推進
- 地域の教育力の向上、青少年の健全育成
- 子ども会組織の持続と活動の活性化
- 男女共同参画社会の実現
- 防災意識の高揚、防災教育の推進
- 姉妹市町間の教育交流の拡充
(2)生涯をとおした学習活動の推進
- 公民館活動の推進、公民館教室・自主サークルの活性化
- 文化協会や公民館活動の発表の場を拡充
- 社会教育施設、文化財等を活用した学習活動の活発化
- 芸術鑑賞や文化的活動の発表機会の活性化
- 九青連など社会活動をリードする団体の支援と拡充
(3)読書活動の推進
- 公民館図書室の蔵書や資料の充実、図書館施設の整備促進
- 「くどやま森の童話館」の整備と活用の充実
- 「本の読み聞かせ」・「ブックスタート」等取組の拡充
- 学校図書室と公民館図書室の連携機能の強化
(4)なぎなたを中心とした生涯スポーツ活動の推進
- 生涯スポーツの振興とスポーツ指導者の育成・確保
- スポーツ競技の楽しさと喜びの啓発・普及
- 幸村杯なぎなた大会、全国高等学校男子なぎなた大会の開催、全国女子なぎなた大会(※世界大会予選)の開催
- 各種スポーツ教室の開催
- スポーツ・体育施設等の整備と積極的な活用
- 持続可能な学校運動部活動の推進
(5)文化の創造と文化財の保護・保全と活用の推進
- 公民館活動を中心に地域に根ざした文化活動の振興
- 「ふるさと学習」につながる学校の文化活動への支援の強化
- 芸術鑑賞や文化的な学習発表機会の充実
- 積極的な文化財の発見・保護・活用、世界遺産、重要(指定)文化財等の保護・保全活動、文化財情報の発信
- 紀州髙野紙伝承体験資料館「紙遊苑」の運営充実と紀州髙野紙の活用の拡充
- 大石順教尼の記念館(旧萱野家)の多様な運営
- 九度山らしい「まち並み」と「景観」の活用、「建造物等」の活用
2 思いやりの心豊かな人づくりと人権文化の薫るまちの創造
(1)地域に根ざした人権教育・啓発の推進(社会教育)
- 一人ひとりの問題として人権問題を捉えると共に男女共同参画の視点に基づいた町づくりなど、実践に結びつく人権教育・啓発の推進
- 県との連携や町独自の研修や町人権教育研究会との緊密な連携を通しての指導者の養成
(2)思いやりの心を育む人権教育・啓発の推進(学校教育)
- 人権尊重の精神の涵養を図り、人権問題の解決に向けた実践的な行動力や指導力を培う人権教育・啓発の推進
- 幼稚園・学校におけるSDGsの到達目標を踏まえた人権教育の拡充を図る指導内容をカリキュラムにしっかりと位置付けた学習指導および教職員の資質の向上
(3)個々の人権教育・啓発の課題解決への取組の推進
- 個別人権課題の明確化と解決
女性・子ども・高齢者・障がい者・同和問題・インターネット上の人権侵害・外国人・性的少数者等々
2.SNSやメール等による誹謗中傷やいじめ問題の根絶
3 九度山に誇りをもち夢を抱きたくましく生きる子どもの教育
(1)九度山町の特色ある教育(英語教育)の推進
- 英語助手(ALT)の複数配置を行いコミュニケーション力を高める英語教育の充実
- 九度山CAN-DOリスト(第2版れいわ7年3月作成)を元に楽しく学びながら外国語に対して抵抗感なく話せる子どもの育成
- 中学校の英語教師が小学校を兼務し、小学校5・6年生の英語科の指導を行い、英語教育における小・中のスムーズな連携を図る。
- 学校教育と社会教育が一体となって幼児期の英語遊びから中学校英語への連続性を図る
(2)幼稚園、小・中学校教育の教育活動の活発化
- 研究授業・特色ある教育の推進と体力向上の取組の活性化
- 学校間、異校種間における授業公開と情報交換の円滑化
- 教職員の資質向上のための研修機会の拡充
- コミュニティ・スクール制度を活用し、学校・家庭・地域が互いの役割を果たしながら総がかりで子どもの育成と地域の活性化に取り組む
(3)教育目標の達成
- 自分自身の考えを持ち、他者の意見を聞きながら自立する子どもの育成
- 人を思いやる心豊かな子どもの育成と体を鍛え健康な子どもの育成
- 主体的な学習により確かな学力と探究心に富む子どもの育成
- 規範意識や共生の精神に富み、社会の形成に主体的に参画する人間の育成
- 特別支援教育の充実、障がいのある子どもへの合理的配慮のある教育の充実
- 不登校を経験した子どもたちの居場所となる学校(河根小・中学校)の存在と取組を更に広く周知する活動の推進
- ふるさと学習を通して地域の文化や伝統を重んじ国際社会に貢献することができる人間の育成
- 小学校から一貫した職業教育、キャリア教育の推進(※2)
- 道徳教育、教科横断的な学習の時間を通し社会性を高める教育の推進
(4)学校(園)の自主性の確立と開かれた学校(園)づくり
- 教職員が子どもを中心に据え、取組の成果や課題を自主的に評価
- コミュニティスクール制度は、「熟議」を通して「学校の課題を地域の課題に」「地域の課題を学校の課題に」を合い言葉にWin-Win の関係を保ちながら学校(園)と家庭・地域のつながりを強化
(5)教員の資質の向上と一人ひとりの子どもに向き合える環境の整備
- 教職員同志が互いの力量を高め合い自主研修する機会の活性化
- 秋田県由利本荘市への研修視察等を行い、教員の資質向上の強化
- 教職員の働き方改革に配慮した勤務状態改善策の充実
(6)幼児期における教育の充実,子育て支援の充実
- 小1ギャップのない幼児教育と小学校教育の円滑な接続を図るため、保育所や幼稚園と小学校の交流事業を実施し事業の継続と行事内容の充実
- 保育所と幼稚園の分け隔てなく子育て支援につながる幼児教育の充実拡大
- 幼稚園、保育所、子育て支援の拠点などそれぞれの良さを生かしながら、子育て世代の保護者の不安を解消し、安心できる環境づくりのために家庭教育支援チームの活動や教育支援相談の充実
(7)わたしたちの町九度山を愛する心を育むふるさと教育の推進
- 保育所・幼稚園・小学校・中学校のそれぞれの発達段階に合った多様なふるさと学習の充実
- 総合的な学習や体験的な学習を通じて「ふるさと九度山」についての知識と誇り、そしてふるさと愛の育成
- コミュニティスクール制度の中で、「熟議」を大切にし子どもたちも大人も生まれた町、住んだ町、育った町を大切にする心を育てる
4 教育環境の整備と喫緊の教育課題の解決に向けて
(1)安全・安心な教育環境・教育条件の整備と充実
(2)高度情報化社会に対応するICT教育の充実と推進
(3)河根小・中学校においては、不登校児童・生徒を積極的に受入れ、自分の居場所が見つかるよう子どもたち の支援方法の確立と学校情報の発信
(4)社会参画や生涯学習の機会の享受が困難な人々への対応
(5) 学校小規模化への対応
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最終更新日:2025年4月15日