第4章 今後5年間に計画的に取り組む施策 第1節
1 心豊かで生きがいあふれる生涯学習社会の構築
(1) 共に支えあう地域づくりの推進
1.社会教育事業の積極的な推進
町民の学習活動や教育に対する意識や関心を高め、自主的な活動や学習の交流を支援し、町民の誰もが生きがいあふれる人生を送ることのできる「幸せにつながる生涯学習社会」の実現を図るため、多様な学習機会の提供を総合的に推進するとともに、芸術・文化・スポーツの振興を図ります。また、県や大学、学校教育・社会教育関係団体等と連携し生涯学習に資する施策を実施します。
また、個人の趣味や教養を高める学習活動は勿論のこと、生活の中で直面する課題や社会の進展から生じる新たな学習ニーズに対応できる学習機会の提供や場の整備を図るとともに、生涯学習やこれまでの経験で得た知識や技術等のキャリアを地域社会や子どもの教育の場(学校教育やコミュニティスクール制度)の中だけでなく、自分の存在が地域から必要とされる自己有用感を感じる場面が必要です。
さらに、日本全国と同じく高齢化が著しい本町にあって、社会教育事業や生涯学習機会等への参加が困難な高齢者や障がいのある方々に対しても、社会教育的学びの享受が容易にできる取組を推進します。
2.積極的な家庭教育支援と家庭の教育力の向上
教育の原点である家庭の教育力の向上を図るため、すべての親が自信を持って安心して子育てをすることができるよう、保護者を孤立させず保護者同士の交流、学習情報の提供や共有、子育てに関する相談・助言などの子育て支援を行うほか、家庭教育の担い手である保護者が親として学ぶ機会や成長するための学習機会の充実を図ります。
また不登校やひきこもり、児童虐待を未然に防ぐためにも、子育てに関する悩みの相談に応じるため、学校・園、教育委員会、町福祉課、住民課さらに必要に応じ関係機関と連携した相談体制やセーフティ・ネットづくり(18歳までの切れ目のない子育て支援を目標とする家庭教育サポートチーム「きらら」の活動)の充実、発展を図ります。
3.「社会教育・学校教育の連携」・「共育コミュニティとコミュニティ・スクール」の推進
平成20年から培った学校・家庭・地域の連携による様々な活動を推進する「教育コミュニティ」のボランティア人材を活用しながら、コミュニティスクール制度による学校運営や地域づくりをより成熟したものとなるよう「熟議」※2を通して地域・保護者・学校が一体となって取組を推進します。
このことにより、地域による学校教育支援、学校も地域住民の生涯学習の拠点としての役割(学校開放、指導者の確保など)果たして地域貢献を行うことにより学校・家庭・地域の連携を深め地域コミュニティの育成を図ります。
4.地域の教育力の向上,青少年の健全育成
- きのくに共育コミュニティー事業を土台にし、学校の支援を行います。
- コミュニティ・スクール推進員は共育コミュニティコーディネーターと協力します。
- 各中学校区の懇談会は、○○中学校区学校運営協議会という名前で開催します。
- 学校運営そのものは、学校長がリーダーシップをとって行います。
- 学校運営協議会は、県教育委員会に地教委を経て意見を書面で述べることができます。
- 学校支援ボランティアの交流を大切にします。
- 中学校区でひとつの学校運営協議会を構成する。(町内には2つの学校運営協議会)
- 2中学校区の組織を支援するのは、九度山町コミュニティ・スクール推進協議会とします。
(参加する地域づくり→→活力ある地域づくり→→教育力の高い地域づくり)
「地域の教育力」の意味を簡単に言えば、「地域社会の中での子どもの育て合いを通して、青少年が命を大切にし、人権を尊び、家族や友人や地域を愛する自立した社会の一員として育っていくことを支援する地域の力である」と言えます。
地域社会の中で、放課後や週末等に子どもたちが安全で安心して、健やかに育まれるよう、小学校の余裕教室や公民館などを活用して、適切な遊びや生活の場を確保し、地域住民の参画を得ながら、学習やスポーツ・文化活動、子どもたちとの交流活動などを実施する「放課後子ども教室」「放課後児童クラブ」「地域学校協働活動」等を一層拡充します。
また、子どもたちのふるさと学習(地域学習)、自然体験(緑育推進事業)、集団宿泊体験(子ども農山漁村南北交流事業・姉妹市町スキー交流事業)等について他の市町も含め地域住民の支援を得て推進します。
平成30年度から取り組んでいる「九度山型コミュニティ・スクール」(※3)を拡充し、地域住民の協力を得ながら学校の教育活動を支援するボランティア活動の充実を図るとともに、地域に貢献する学校づくりをすすめます。地域住民のこれまでの豊かな経験や生涯学習の成果を生かせる場としてボランティア活動への積極的な参加を促し、人生の自己実現や生きがいづくりと地域社会への参画意識が相乗的に高められることによって、地域の教育力向上を図っていきます。
また、インターネットや携帯電話等の各種メディア上の有害情報や特にSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を通じた人権侵害や誹謗中傷などが深刻な問題となっていることを踏まえ、青少年を有名な環境から守るための取組体制の整備を図るため、学校、青少年センターおよび関係機関等と連携して、人権侵害や犯罪等を引き起こしたり、また、巻き込まれないよう情報モラル教育の推進を学校教育・社会教育の場で図ります。
5.子ども会組織の再編と活動の活性化
少子化が、子ども会組織や活動内容にも影響しています。そのため、子育てに関する相談体制や親子や親同士が気軽に集える場や地域で支え合い子育てを支援できる体制づくりを進め、子ども会活動の重要性の啓発と活動の継続を支援します。
6.男女共同参画社会の実現
町内のあらゆる分野で男女の性差なく女性参画がより進むよう、また、男女共同参画社会の構築に向けた意識の高揚を図るための研修・講座等の充実に努めます。
また、ボランティア活動等を通して、女性がより積極的に社会参加できる体制づくりに努めるとともに、町における教育の推進に関わる施策や方針の策定を行う際の審議過程等において女性の参画をさらに進め、また、様々な組織等の構成においても女性の参画率の向上を図ります。
7.防災意識の高揚,防災教育の推進
日本の気象史上、初めて令和6年8月に南海トラフ地震臨時情報が発令されるなど地震等の大規模災害が懸念される中で、各防災期間の活動と地域住民の樹種的防災活動が互いに作用し合う体制を確立するため、自主的な防災組織作りを生涯学習の中にも位置づけて防災教育の普及・啓発と防災意識の高揚に努め、防災教育の実施を推進します。
また、今後、県や地元消防署等の支援を受け、学校と地域が一体となった防災訓練等を通して予想される大規模地震やその他災害への備えを促進する。
(2) 生涯をとおした学習活動の推進
1.公民館活動の推進、公民館教室や自主サークル活動の活性化
公民館は、地域社会や家庭、或いは子育てに係る様々な教育の課題に関する学習、社会変化の進展に伴う学習ニーズなどに応える学習機会の提供、そして、最終目標とする「人づくり・まちづくり」の推進拠点として十分機能するよう努めます。
また、公民館の運営に関する評価の実施や地域住民への学習情報の提供を積極的、継続的に行うとともに、公民館における学習成果を活用して、地域のニーズに応えるボランティアとして活動できる人材の育成に努めます。
公民館教室の充実を図るために、課題解決につながる新規の教室の開設に努め、学校の空き教室等も利用した出前講座の実施を推進する。
2.「 きのくに県民カレッジ」と連動した幅広い学びの場の拡充
町民の皆様の教育や学習活動への関心を高め、自主的な活動を支援するため、県・大学及び社会教育関係団体等と連携し、多様な学習情報・学習機会を町内外に提供する「文化財出前授業」等の実施についての新規事業の研究を進めます。
3.社会教育関係施設、文化財等を活用した学習活動の活発化
~ 世界遺産(慈尊院,丹生官省符神社、町石道、黒河道)、真田庵(善名稱院)、旧萱野家〈大石順教尼の記念館〉、紀州高野紙伝承体験資料館「紙遊苑」、くどやま森の童話館 等 ~
本町の文化を支える基盤となっている世界遺産、国・県・町指定の文化財、さらに、紙遊苑、松山常次郎記念館、旧萱野家(大石順教尼の記念館)、くどやま森の童話館などの貴重な文化財・収蔵物・施設を活用した学習、或いは歴史的・文化的資料の研究を通して、本町のすばらしさを認識し、ふるさとへの愛着と誇りをもって「教育のまち九度山」の発展につなげる活動の充実に努めます。
また、地域住民の参画を得ながら、地域の歴史、自然、伝承文化等に関する質の高い学習活動が行われるように「体験型学習会」や「九度山の魅力出前講座」の充実を支援するとともに、それぞれの施設の特性を生かした魅力ある企画や情報の提供を行い、九度山町の魅力を搭載する情報のネットワーク化を図り、国内外への情報発信に努めます。
また、平成28年に世界遺産として追加登録された高野参詣道の高野七口の一つ、黒河道を高野山町石道とともに整備や保護・活用を進めます。
5.生涯学習推進リーダーの育成とジュニアリーダーの育成
社会全体で教育の向上、生涯学習の振興に取り組むことの重要性に鑑み、社会教育指導者の充実に努めます。社会教育指導者とは、教育行政や社会教育施設に携わる非常勤を含めた職員、および委員・会計年度任用職員、子ども会や父母クラブ・交通安全指導などの民間指導者です。また、知識や経験が豊富で積極的にリーダーシップを発揮して社会教育に携わっていける人材の育成も大切です。そうした指導者の育成に当たっては、行政や社会教育機関・施設が実施する分野と、民間の活動として実施する分野などがあり、またその内容などによって形態も多様ですが、行政・施設・民間それぞれの専門性を発揮した研修や訓練への参加をサポートしていきます。
また、児童生徒を対象としたジュニアリーダー育成研修を充実し、次世代を担う若い世代の社会教育活動への理解と参画意識の高揚に努めます。そのためにも、県・大学等が実施する各種研修等への参加を促進、支援するとともに、修了者が様々な活動の核となって成果が発揮できる体制やその機会づくりに努めます。
(3) 読書活動の推進
1.公民館図書室の蔵書や資料の充実,図書施設の整備促進
図書室は住民にとって身近な「地(知)の拠点」として、まず第一に、住民の読書ニーズに応え利用しやすい施設としての機能を果たすことが求められ、蔵書や資料の充実、図書の貸出サービスの向上に努めるとともに、県立図書館および和歌山大学図書館等との連携によりいっそうの機能強化を図ります。
また、都市化や情報化が進む一方で、独居高齢者の率が高くなるなど人間疎外感や孤立感などの増幅が懸念される中、自己学習としての読書活動の活発化は生涯学習の観点から極めて大切であり、それを支援する図書資料や視聴覚教育資料の充実と情報提供の工夫改善(蔵書検索システムの向上など)を検討していきます。
2.「くどやま森の童話館」の整備と活用の充実
公民館図書室が担うべき図書室機能とは、切り口の全く違うところから、町内だけでなく、町外の来館者を意識したコンセプトを備えた「くどやま森の童話館の役割の充実を図ります。
施設自体が持つ魅力(世界遺産「黒河道」・旧木造校舎「久保小学校」・大自然の中にあるポツンとある佇まい・童話や絵本・宗教本に特化した蔵書・アナログレコードを試聴できるリスニングルームなど)を活かし公民館図書室の幅を広げ、広く町外県外の方に新たな図書機能の在り方を示す活動を推進します。
3.「 本の読み聞かせ」・「ブックスタート」等取組の拡充
コミュニティ・スクールと連動した共育コミュニティ事業の一環としての学習ボランティア活動である「本の読み聞かせ」・「紙芝居活動」は、幼児・児童の本への親しみを定着させ、読書活動へ誘う観点から重要な役割を果たすもので、「読み聞かせ」活動を支援していきます。
また、住民課の保健師と連携し令和元年度からお子様の10ヶ月健康相談時に絵本3冊をプレゼントし、読み聞かせや絵本の紹介などを行い幼児期からの本とのふれあいを大切にしていきます。
4.学校の図書室機能の強化
コミュニティスクール事業や共育コミュにティ事業の中で協力者として学校に支援いただく「学習ボランティア」の一つ「読書ボランティア」による学校の図書室支援を中心としながら、公民館図書室職員の連携を図り学校図書室の強化に努めます。近年、児童生徒に求められている知識理解の質を高め、子どもたちの資質・能力を育む「主体的・対話的で深い学び」を実現するための一つとして、読書活動の活発化は極めて重要なことから、学校図書室、公民館図書室の蔵書等の充実・活用促進、県立図書館との更なる連携強化に努めます。
(4) なぎなたを中心とした生涯スポーツの推進
1.幸村杯なぎなた大会(全国高等学校男子なぎなた選手権大会・全国女子なぎなた大会)の開催
平成27年度の和歌山国体の開催に続き、平成28年度より真田幸村ゆかりの地九度山を「なぎなたの聖地」にとの思いを継承し「全国幸村杯なぎなた大会」を開催しています。町民の連携意識の向上とスポーツ活動の重要性に対する意識の高揚とスポーツ活動による地域振興に努めます。
また、「九度山なぎなた教室」出身の和歌山県代表選手が生まれる中、地元の小学生・中学生による「なぎなた教室」を継続し、中学校体育の「武道」に位置付け町民のなぎなたへの愛着と選手の育成を図ることに今後も努めます。
2.生涯スポーツの振興とスポーツ指導者の育成・確保
人々の元気を生み出し、健康を保持する源となるスポーツの振興は特に重要な施策です。町民がいつでも、どこでも、いつまでも、スポーツに親しむことができるようその条件づくりを進めます。高齢者のスポーツ実施率の向上や健康体操ができる機会の充実を図ります。そしてなぎなたを含めた各種スポーツ指導者養成を推進します。
3.スポーツ競技のレベル向上と普及
九度山世界遺産マラソンの開催や友好姉妹市町上田市開催の真田地域一周駅伝・和歌山県主催市町村対抗ジュニア駅伝への参加などを通して、スポーツ競技の振興とレベルの向上を図ります。
また、学校の児童生徒の運動(部)活動の一層の活性化を目指すとともに、チャレンジ・ランキングや県スポーツマッチングプロジェクト等への積極的な参加や各学校で実施される体力・運動能力テストのレベルアップに努めます。
4.各種スポーツ教室の開催
町民がスポーツを楽しむ機会を充実するため、身近でスポーツを楽しむことができるように、ニュースポーツなどの普及やトップレベルの指導者を招聘した各種スポーツ教室、中・高齢者の健康維持を図る体力づくり教室等の開催に努めます。
また、真田幸村や五女のお梅(御田の方)等真田ゆかりの町くどやまの歴史にふさわしい「なぎなた」の普及、並びに家族間のきずな、学校の子どもたちと地域の広い年代層の方たちとの交流を深める「スポーツ・レクリエーション活動」の振興を推進します。
5.スポーツ・体育施設等の整備と積極的な活用
町民のニーズ等を考慮しながら「知恵と対話」を生かした日本一のまちづくりの延長線に立ったスポーツ・体育施設の整備・充実や活用の促進に努めます。特に、九度山町文化スポーツセンターや武道館・町民テニスコート・町民プールを本町の生涯スポーツの拠点エリアとし、またスポーツの競技力の向上を図る活動拠点として活用に努めます。
(5) 文化の創造と文化財の保護・保全と活用の推進
1.地域に根ざした文化・芸術活動の振興
史跡、歴史的建造物など本町の豊かな文化的遺産や地域に生まれ伝承されてきた貴重な有形・無形文化財を基盤として、これまで築きあげてきた町民の高い文化志向(文化力)を生かした様々な文化活動の振興を支援します。また、産業振興課が主管する「くどやま芸術祭」や「くどやまアートウィーク」等の新しく生まれた芸術の気運や町民の特性を生かした文化や芸術活動の創出、新しい文化・芸術の創出活動を実践・体験できるワークショップの開催などに積極的に協力します。
2.世界遺産登録20周年を契機に更なる世界遺産の保存・活用に努める
令和6年度の世界遺産登録20周年の節目を契機に、令和7年度以降は世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」を構成する文化遺産である慈尊院、丹生官省符神社、高野参詣道「町石道」、「黒河道」の保存と活用に力を入れ、学校における「世界遺産学習」の継続と社会教育における多様な活用方法の研究推進と実践に努める。
3.学校の文化活動への支援の強化
児童生徒の文化芸術教育の推進、和歌山県立博物館等が実施する事業への積極的な参加や文化芸術情報の提供などに積極的に取り組む。
4.地域文化の保存・伝承
椎出の鬼舞(椎出厳島神社) 丹生官省符祭 傘鉾(古沢嚴島神社) 戎のお渡り(古沢嚴島神社) 河根の山車巡行(河根丹生神社) 紀州真田太鼓 等
町民の共有財産としての民族文化の継承に努めるとともに、魅力ある九度山町固有の食文化(柿や柿の葉寿司)など含め、あらゆる文化の情報発信に努めます。
5.積極的な文化財の発見・保護・活用世界遺産、重要(指定)文化財、国登録有形文化財等の保護・保全活動、文化財情報の発信
町民の多くが文化財の保護・保存とかかわることのできる取組を推進するとともに文化財保護審議会、当該文化財所有者等と連携・協力して、文化財の性質に応じた公開の場と多面的な保護・伝承活動の創出に努めます。
また、案内板の整備や案内資料(多言語表記を含め)の充実により一層努めます。
6.紀州髙野紙伝承体験資料館「紙遊苑」の運営充実
紀州髙野紙伝承体験資料館 「紙遊苑」で作製される「紀州髙野紙」は伝統的製法により漉かれているもので、登録商標の商標権を取得しています。和紙の製造体験をとおして、髙野紙のすばらしさへの理解と髙野紙の活用等の普及を図り、本町の伝統文化と地域文化の情報発信に努めます。また、自慢の借景を活かした施設の貸出しや展覧会会場としての利用など、勝利寺の庫裡や書院であった「紙遊苑」の座敷や庭園を活かし、体験型施設として積極的な九度山の魅力発信に努める。
7.旧萱野家(大石順教尼の記念館)の運営充実
日本のヘレンケラーと称された大石順教尼の威徳や才能の紹介・遺墨の保存・活用を図るとともに、人権意識の高揚を推進する貴重な九度山町の拠点として、企画展などを開催し、独自性の豊かな施設として機能の充実に努めます。
8.「歴史的まち並み」などの景観保全の研究,建造物等の活用研究
歴史的価値の観点から注目されている九度山の「歴史的まち並み」(伝統的建造物群(※4))や、九度山の恵まれた自然と歴史、それに調和する建造物や九度山特有の小路等(史跡等も含め)の景観を大切にする研究を進め、貴重な文化的財産としての活用研究に努めます。
九度山町の文化財
- 建造物
名称 | 指定 | 所有者 |
---|---|---|
慈尊院弥勒堂 1棟 附 石露盤宝珠1組、棟札17枚 |
国 (重文) |
慈尊院 |
丹生官省符神社本殿 3棟 附 宮殿4基、棟札2枚 |
国 (重文) |
丹生官省符神社 |
慈尊院北門・築地塀 5棟 | 県 | 慈尊院 |
慈尊院多宝塔 1基 | 県 | 慈尊院 |
善名稱院 3棟 本堂 附・厨子1基 |
県 | 善名稱院 |
慈尊院弥勒堂石灯籠 1基 | 町 | 慈尊院 |
慈尊院石造五輪塔 2基 | 町 |
慈尊院 |
丹生官省符神社石造鳥居 1基 | 町 | 丹生官省符神社 |
丹生官省符神社石段 1基 | 町 | 丹生官省符神社 |
旧萱野家主屋 1棟 | 町 | 九度山町 |
旧萱野家門 1棟 | 町 | 九度山町 |
旧萱野家倉 1棟 |
町 |
九度山町 |
勝利寺仁王門 1棟 | 町 | 勝利寺 |
勝利寺本堂(厨子、須弥壇を含む) 1棟 | 町 | 勝利寺 |
勝利寺地蔵堂(厨子、須弥壇を含む) 1棟 | 町 | 勝利寺 |
勝利寺鐘楼 1棟 |
町 | 勝利寺 |
岡家先祖供養塔(五輪塔) 1基 | 町 | 岡家 |
善名稱院 3棟 位牌堂・長屋門・北門 |
町 | 善名稱院 |
-
美術工芸品
指定 | 所有者 | |
---|---|---|
絹本著色弥勒菩薩像名称 1幅 | 国 (重文) |
慈尊院 |
勝利寺 絹本著色弘法大師画像 1幅 | 町 | 勝利寺 |
勝利寺 絹本著色阿弥陀浄土変相図 1幅 | 町 | 勝利寺 |
名称 | 指定 | 所有者 |
---|---|---|
鼎(御湯釜) 1口 | 県 | 丹生官省符神社 |
獅子頭 2面 | 県 | 丹生官省符神社 |
粉河の住国次太刀 2口 1.八幡大菩薩太刀 |
町 | 丹生官省符神社 |
能装束 萌葱地唐花尾長鳥文様繍狩衣 1領 |
国 (重文) |
古沢嚴島神社 |
名称 | 員数 | 指定 | 番号 |
---|---|---|---|
地蔵寺大般若経 288巻(附)経櫃3合 | 町 | 地蔵寺 |
名称 | 指定 | 番号 |
---|---|---|
卒塔婆型下乗石 1基 | 町 | 慈尊院 |
槙尾山明神法華経供養碑 1基 | 町 | 槇尾山明神社 |
石造宝篋印塔 1基 | 古沢嚴島神社 |
- 民俗文化財
名称 | 指定 | 番号 |
---|---|---|
高野紙製造用具 1式 | 町 | 善名稱院 |
旧高野京街道里石(二里道標石) 1基 | 町 | 河根区 |
旧高野京街道六地蔵尊(第3) 3躯1棟 | 町 | 繁野区 |
旧高野京街道六地蔵尊(第4) 2躯1棟 | 町 | 河根峠区 |
牛王宝印版木および木印 1枚1顆 | 町 | 丹生川円通寺 |
河根丹生神社蔵 能・狂言面 13面 | 町 | 河根丹生神社 |
名称 | 員数 | 指定 | 番号 |
---|---|---|---|
椎出の鬼舞 | 県 | 椎出鬼の舞保存会 |
- 記念物
名称 | 指定 | 番号 |
---|---|---|
真田屋敷跡 | 県 |
椎出鬼の舞保存会 |
高野参詣道 町石道 |
国 | 善名稱院 |
真田安房守昌幸墓地 1件 | 町 | 管理者九度山町 |
南朝玉川宮伝承地 1件 元長慶天皇御陵墓参考地 |
町 | 管理者九度山町 |
南朝玉川宮伝承地 観阿弥尼公墓所 1件 | 町 | 管理者九度山町 |
南朝玉川宮伝承地 玉川宮明野庵跡 1件 | 町 | 管理者九度山町 |
名称 | 員数 | 指定 | 所有者 |
---|---|---|---|
玉川峡(丹生の滝、三ツ滝を含む) | 県 | 管理者九度山町 |
名称 | 指定 | 所有者 |
---|---|---|
平見観音いぬつげの老樹 1本 | 県 | 青淵組中 |
上古沢嚴島神社のイチョウ(雌株) 1株 | 県 | 古沢嚴島神社 |
慈尊院のボダイジュ 1本 | 町 | 慈尊院 |
慈尊院のナギ(雄株) 1本 | 町 | 慈尊院 |
北又の乳イチョウ(雄株) 1本 | 町 |
北又組中 |
市平春日神社のカツラの木(雌株) 1株 | 町 |
市平組中 |
久保のヤマザクラの木 1株 | 町 | 管理者九度山町 |
- 国登録有形文化財 岡家(主屋・部屋・西蔵及び米蔵・中門・門屋)所有者 岡家
槇尾山明神社(本殿・摂社弁財天本殿)所有者 槇尾山明神社明神会
- 九度山町の世界文化遺産
『 紀伊山地の霊場と参詣道』に次の国指定文化財がコア物件として含まれる。
重文/慈尊院弥勒堂 重文/丹生官省符神社本殿 史跡/高野参詣道 町石道、黒河道
PDFファイルをご覧になるには、Adobe Acrobat Readerが必要です。
Adobe のウェブサイトより無償でダウンロードできます。